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コラム 2018年8月31日

海外映画事情レポート、シンガポールvsマレーシア篇

シンガポールの映画事情は?
シンガポールの大きさはだいたい東京23区と同じくらいだそうです。
この国土面積に対して、人口は約560万人もあり、いかにも人口密度が高そうですね。
年間の映画人口は約2,000万人なので、1人あたりの映画来場回数は3.95回と日本と比べて結構高めです。
なかなかシネアドの価値は高いと言えそうです。

 

 

 

シネアドが多い!
それだけにシネアドの量はとても多いです。
現地で、3つの映画館を梯子しましたが、どこにいっても20社以上・・・・。
15秒のCMはほとんどなく、ほとんどが30秒CMです。
業種的には、さすが金融国家シンガポールとあって、
銀行、保険といった日本のシネアドではそれほど多くない業種が目立ちます。
シネアドの多さに反して、予告編は日本に比べて圧倒的に少ないです。
1本からおおくても3本くらい。
タイもそうでしたが、シネアドは予告編の間に挟まっています。


↑業種の割合はこんな感じです

値段は安い!
さて、鑑賞料金ですが、やはり日本と比べると安いです。
平日約800円、土日約1,100円と曜日によって変わります。
カップル席はさらにお得で2人で1,400円。
タイもそうでしたが、アジア圏ではカップル席がスタンダードかもしれません・・・。

駅の改札のように入場!
驚くのはシアターへの入場です。
日本のようにもぎりではなく、駅の改札のような機械で、チケットのバーコードを読み取り入場します。
ロビーもデジタル化、無人化が進んでいて、次回作のチラシも見当たりません。
ポスター、チラシ類はデジタルサイネージに差し替わり、それはイコール新たな広告メディアとなります。
実際、サイネージにも多くの広告が出稿されています。このあたりは完全に日より進んでいますね。

 ←まさに駅の改札

←デジタル化されたポスターケース
流れているのは靴のCMのようです

 

 

 

 

一方、マレーシアは?


マレーシアの人口は6,800万人、対して映画人口約3,100万人。
1人あたりの映画来場回数は2.15回でシンガポールよりは若干少ないですが、それでも日本よりは多いです。
シネアドもシンガポール同様20社程度流れています、かなり多いです。
シネアドのポジションは予告編と予告編の間、このあたりはシンガポールと同じです。
ただ、入っている業種はシンガポールとやや異なり、
生活雑貨、衣料、自動車(日本のメーカーが2社)、家電(日本のメーカー)など、ぐっと日常的。

↑マレーシアの業種はこんな感じです

 

鑑賞料金はシンガポールの半分!
鑑賞料金は、映画館や席によっても違うようですが、おおよそ400円程度とシンガポールの半額程度。
しかも水曜日は半額との事なので、だいたい200円。
これはもう激安といっていいのでは???
金銭的な負担が少ない分、より庶民の娯楽として定着しており、
そういった客層がマレーシアのシネアドの銘柄には反映されている、と言えるかと思います。

↑マレーシア最大の銀行「Maybank」がIMAXスクリーンをスポンサードしていました

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