2018年11月20日、109シネマズ川崎にてIMAX®レーザーオープニングセレモニーが開催されました。
サンライズ社でもセレモニーに参加して参りましたので、レポートをいたします。
IMAX®レーザーは11月23日から、109シネマズ川崎、109シネマズ名古屋でオープン。
今回のオープニングセレモニーでは、IMAX®コーポレーションのCQG、デヴィッド・キーリー氏が登壇。IMAX®レーザーの開発秘話や、一般的なスクリーンとの比較などを解説してくださいました。
IMAX®レーザーの大きな特徴として、4Kレーザープロジェクターを採用している点があげられます。従来一度プリズムを通してスクリーンに映していた映像が、プリズムなしで直接スクリーンに投影できるようになったのです。このため、白と黒、光と影のコントラストが鮮明でクリアな映像になります。
また12chのスピーカーを多角的に設置しているため、空気が震えるのを感じるほどの臨場感豊かなサウンドが、客席全体を包み込んでいきます。
ゲストとして『シン・ゴジラ』などの名作邦画を世に送り出した樋口真嗣監督がトークショーを行い、IMAX®への熱い想い、映画監督視点から見るIMAX®の表現力について語ってくださいました。
予告編(2D・3D)の上映、2017年のIMAX®フィルム作品である『ダンケルク』の上映も行われてました。鑑賞した感想は、まさに大迫力!鮮明な映像はもちろんですが、音響の衝撃が席を震わせる圧巻のスケール感でした。
シネアド視点のお話もしましょう。今までにない鮮明な映像と臨場感あふれるサウンドを実現するIMAX®レーザーは、画期的な広告表現への第一歩と言えます。スクリーンの表現力があがるということは、動画の表現の幅も上がるということです。
スクリーンの技術進化はもちろんですが、動画の撮影技術そのものもどんどん進化しています。
たとえば食べ物のおいしそうな色艶や、鍋の煮立つ音。観光地の美しい自然や鳥の鳴き声といったものも、より高品質な表現力でシネアドを見せることができます。これは、一般的なTVCMや、WEBでの動画広告では実現が難しい、シネアドだからこそできるものでしょう。
樋口監督のトークショーでは「映画を観るだけなら家でも見られる。IMAX®は体験」とおっしゃっていました。劇場で、その場でしか体験できない「ライブ感」が、劇場で映画を観る最大の魅力でありメリット。
映画技術の進化とともに、これからの時代、シネアドもより美しく鮮明に、全身に訴えかけるエモーショナルなものに進化していくのではないでしょうか。シネアドが「体感する広告」になっていく、可能性の広がりを感じるイベントでした。