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コラム 2020年6月10日

【特別コラム】首都圏映画館、営業再開!上映再開レポート

6月1日から、首都圏の映画館も続々と営業再開がはじまりました。

ミニシアター系も含めてほとんどの映画館では、レイトショー休止、座席飛ばし予約などの対策をとりつつも、営業を再開する流れとなっています。

では実際に営業再開した首都圏映画館の様子はどんな感じになっているのでしょうか。弊社社員が実際に行って、レポートしてみました。

 

全国の映画館が営業再開。実態は?

イオンシネマ、Tジョイ、109シネマズ、MOVIX、ユナイテッドシネマ、シネマサンシャイン、HUMAXシネマズなど、首都圏のシネコンのほとんどは6月1日のファーストデーからの営業再開となりました。TOHOシネマズ系列は、6月5日から首都圏での上映を再開しました。

これで、大手シネコンは全国的に営業を再開したことになります。

実際に、弊社社員がいくつかのシネコンで調査をおこないましたが、事前告知されていた通り、各館アルコール除菌の徹底、従業員のマスクやフェイスガード使用、チケットもぎりの目視確認、座席のひとつとばし予約など、新型コロナに対する基本的な対策はほぼ全ての館で行われていました。

ファミリー層の客が多いイオンシネマでは、座席をひとつ飛ばしにするだけではなく、列も1列ずつ飛ばすなど、客層に沿った対応を行っている館もありました。

基本的に個々の取り組みというよりは、映画館業界一丸となって統一の厳しめな基準に沿っていると言っていいでしょう。

全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)によって、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインが定められていますので、基本的にミニシアターを含めてすべての映画館でこのガイドラインにそった対応がされています。

全興連のガイドラインについてはこちら>> https://www.zenkoren.or.jp/news-pdf/0522_COVID-19_guideline.pdf

 

再開後の映画館 新作上映の状況は?

『デッド・ドント・ダイ』ポスター

再開後の映画館では新作に人気が集まりました。6月5日公開の『デッド・ドント・ダイ』は、初登場2位を獲得しました。週末の劇場では、満席回も出たほど。当初、4月3日に公開される予定だったこの作品は、比較的早い段階での公開を決定しました。監督をつとめたジム・ジャームッシュはマニア受けする監督ということもあり、ファン待望の新作として初動が良かったのも要因といえそうですね。

公開延期が相次ぐ中、公開された新作映画への映画ファンの期待値が高まっているという点も、動員がよかった要因のひとつかもしれません。

全国的に映画館が再開したことで、6月の中盤以降、続々と新作の上映が決定しています。

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は公開劇場数が当初よりも拡大されるとのニュースが報じられています。

参照:『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草』全国340館に拡大公開決定!(ルーフトップ)

現在決まっている6月の新作上映予定の映画は、主に以下のものがあります。

6月12日(金)公開
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
『その手に触れるまで』
『アドリフト 41日間の漂流』
『ホドロフスキーのサイコマジック』
『コリーニ事件』
『グッド・ボーイズ』
『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』

6月19日(金)公開
『ドクター・ドリトル』
『エジソンズ・ゲーム』
『水曜日が消えた』

6月20日(土)公開
『ワイルド・ローズ』
『SKIN/スキン』

6月26日(金)公開
『ランボー ラスト・ブラッド』
『ソニック・ザ・ムービー』 他多数公開予定

 

筆者的には、『グッド・ボーイズ』と『ドクター・ドリトル』が楽しみですね。

7月にも新作映画の上映が続々と決定しています。

 

オープン延期の劇場も、続々営業開始日が決定

Tジョイ横浜イメージ画像

映画館再開と共に、春から初夏にかけてのオープン、リニューアル予定だった映画館も、続々とオープンしました。

横浜駅直結の「Tジョイ横浜」は6月24日のオープンに決定。リニューアルオープンが延期していた「横須賀HUMAXシネマズ」は6月5日にオープンしました。

首都圏だけではなく、6月11日に福岡で「kino cinema天神」がオープン、同11日に京都では「アップリンク京都」のオープンが決定。

オープン直後の営業休止となった「イオンシネマ座間」も営業を再開するなど、オープン延期となっていた劇場の正式オープンが続々と決定しています。

 

劇場ごとに個性あり? 首都圏劇場の旧作・復刻上映

新海誠監督の『君の名は。』『天気の子』は多くの劇場で復活上映中

新作の上映は続々と決まっているものの、現状ではまだまだスクリーンをすべてうめるほどの作品数がないため、多くの劇場では春映画の続映、旧作の復刻上映を行っています。弊社社員が実際に首都圏映画館で調査を実施しました。

 

●グランドシネマサンシャイン

アニメ系ショップの多い池袋という土地柄もあってか、『天気の子』『君の名は。』などの新海誠作品の他、『劇場版SHIROBAKO』などアニメ作品の人気作上映が多めです。

レポ時は夕方17時台と社会人が終業するにはやや早めの時間帯なこともあってか、20代の若者が中心の客層。

 

●イオンシネマ板橋

上映ラインナップは、アニメや近年話題作の他『君の膵臓が食べたい』など、青春系映画が多かった印象です。

イオンシネマ系列は、併設するイオンモールのファミリー層、若年層客層を意識したラインナップが多い印象です。

 

●新宿バルト9

旧作・近年の話題作品が中心でした。他のシアターに比べて『存在のない子供たち』『幸福なラザロ』といった、ミニシアター系作品の旧作ピックアップが多いのは、ミニシアターの多い新宿の客層があるからでしょうか?

また、ホームシアターとしてずっと応援上映をしてきた実績のある『KING OF PRISM』のアニメ上映を行っており、劇場そのものの固定客を意識しているラインナップでした。

 

●横須賀HUMAXシネマズ

邦画の旧作、近年話題作が中心の中、横須賀がご当地となるアニメ『劇場版 ハイスクール・フリート』を上映。

ご当地ということもあってか聖地巡礼効果は抜群、土日には満席回も出たほど!地域性を活かした上映は、ファンにとってもうれしいものですよね。

 

ウィズコロナ時代の映画はどうなる?

緊急事態宣言の解除によって、外出自粛要請も解除となりました。しかし、第二派、第三派の可能性もあり、まだまだ油断大敵の現状です。

映画館は換気がなされている施設で、上映中は会話などもしないため、「ウィズコロナ」期間も比較的低リスクに楽しめる娯楽といえるでしょう。

コロナと共にある新しい生活様式が求められている2020年、休日には映画館で過ごしてみてはいかがでしょうか?

 

 

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